資料館の概要・敷地内・付近の案内

歴史資料館

川内歴史資料館

川内歴史資料館は、郷土の歴史や文化に関する資料を収集・保存し、展示することで、これからの文化の一層の発展に寄与することを目的として、昭和59年(1984)に開館しました。

薩摩半島の北西部に位置する川内地域は、一級河川の川内川が中央を流れて東シナ海へと注ぎ、肥沃な平野を形成し、古来より政治や文化、あるいは水陸交通の拠点として発達してきました。

資料館では、およそ2万年前から現在に至る地域の歴史や文化について、紹介しています。


敷地内・付近のご案内

薩摩国分寺跡史跡公園

資料館とあわせて歴史公園としての位置づけでもある史跡公園は、徒歩3分程度の場所にあります。

天平13年(741)、聖武天皇が国の平和と国民の幸福を願って60数カ国に建立された国分寺は、僧寺「金光明四天王護国之寺」と尼寺「法華滅罪之寺」からなります。

薩摩国分寺が建てられたのは、全国の国分寺の中でも大隅国分寺と並んで遅く、奈良時代後期から平安時代初期と推定されています。

昭和60年(1985)、国指定史跡薩摩国分寺跡史跡公園として開園しました。


薩摩国分寺跡史跡公園

川内まごころ文学館

資料館と同敷地内には、川内まごころ文学館が設置されています。
地域の先人の文化遺産を後世に伝え、川内という風土の持つ文芸的特色を明らかにするとともに、新たな文化の創造の場、そして交流の場として、平成16年(2004)に文学館は開館しました。
川内ゆかりの有島芸術三兄弟から主に里見弴と、川内出身のジャーナリスト山本實彦について、また實彦主宰の総合雑誌「改造」に寄せられた芥川龍之介、谷崎潤一郎をはじめとする近代文学者たちの直筆原稿・資料を展示しています。


*川内まごころ文学館ホームページ こちら

川内まごころ文学館

万葉の散歩道

万葉集の編者として、また三十六歌仙の一人として名を残す大伴家持は、天平宝字8年(764)47歳の時に薩摩国の国司(守)に任命されました。

万葉の散歩道は、その歴史的背景を活かし、資料館と国分寺跡史跡公園を結ぶ道路傍を流れる銀杏木川沿いに整備されています。豊橋から火扇橋までの630mの間に、万葉植物15種と同植物を題材にした万葉歌碑15基、大伴家持像が設置されており、四季折々の植物とともに和歌に親しみ、散策することができます。


万葉の散歩道 歌碑の歌人

大伴家持、山部赤人、高氏海人、久米禅師、厚見王、大来皇女、坂上郎女、橘諸兄、大網公人主、衣通王、湯原王、粟田女王、長意吉麻呂、柿本人麻呂、坂門人足

万葉の散歩道