川内歴史資料館のはじまり〜開館30周年を記念して〜

川内歴史資料館は、昭和59年2月11日に開館し、今年で30周年を迎えました。
そこで、30周年を記念して、資料館について振り返ってみます。

1.歴史資料館の開館

これは、昭和59年2月11日に資料館が開館した日に撮影されたものです。
昭和55年から資料の収集活動がはじまり、建設・展示工事を経て、昭和59年、多くの関係者のご尽力により開館しました。
この日は、セレモニーが開催され、翌日は無料開放し、多くの皆様にご来館いただきました。

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2.完成した歴史資料館の建物

これは、開館前の昭和58年4月に撮影されたもので、外観や周囲もまだ整備したばかりの様子です。
資料館の建物は、正倉院風の高床式建築をイメージし、屋根瓦は薩摩国分寺の瓦をモチーフに作られました。

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3.建設中の歴史資料館

これは、昭和58年1月の写真で、資料館の建設工事が行われています。写真右側は、国道267号で、左側には銀杏木川が流れています。
周囲は建物がまばらで、遠くからでも資料館を望むことができます。

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4.上空から見た歴史資料館の周辺

これは、昭和50年の写真で、丸印の場所が川内歴史資料館の立地場所になります。
現在は、国道267号沿いは宅地化され、商業施設などが増えていますが、この頃は水田が多く広がっています。
その水田を支えたのは、やはり中郷上池、中郷下池や天神池の恵みによるものでしょう。
薩摩国分寺跡は、この翌年から環境整備事業がはじまり、昭和60年に史跡公園として開園します。

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5.開館30年目の歴史資料館

これは、現在の歴史資料館外観です。右手は、まごころ文学館の玄関付近になります。
写真2と比べてみると、敷地内の変化がよく分かります。
30年という月日が過ぎ、館の周囲の環境は変わりましたが、資料館ではこれからも郷土の歴史や文化を皆様にお伝えできるように努めてまいります。

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